腰に力が入らずへなへなと座り込んでしまう
重たい物を持った時に腰に激痛が走った
寝返りをうつことができない
ギックリ腰になりやすい場面は?
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☑️重い荷物を持った時 ☑️長時間、運転した時 ☑️不自然な姿勢を取った時
☑️体が固い方 ☑️くしゃみをした時 ☑️急に体勢を変えた時 ☑️体が冷えてしまった時
腰痛の原因としては骨盤の歪みや腹圧の低下が多く考えられています。
日常生活でよく足を組む方や、長時間椅子に座るデスクワークや、タクシー・トラック・営業で長時間車に乗る方や最近急に体重の変化があった方、特に急激な増加は腰部にかかる負担が増えやすく腰痛の原因になりやすいです。
単に腰部をマッサージするだけではそういった腰痛を改善する事は難しいです。個人個人に合ったストレッチやトレーニングのアドバイスを有資格者が丁寧にさせて頂きます。
日常生活から考えられる原因
- 体を動かしたときだけでなく、安静にしているときにも腰に痛みを感じる。それが腰痛です。筋肉の疲労やこりによる場合もありますが、背骨の変形や骨折など、骨に異常が起きているケースも少なくありません。
1.長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の緊張(デスクワーク・営業での運転・長距離トラック)
長時間座っていたり、立ちっぱなし、中腰など、無理な姿勢を続けると腰の筋肉が緊張して、時間の経過とともに筋肉が疲労し、血行が悪くなり腰に痛みが起こります。
2.運動不足、筋肉退化による筋力低下
腰の周りにある大腰筋(だいようきん)や大殿筋(だいでんきん)、中殿筋(ちゅうでんきん)の筋力が衰えると、腰椎に負担がかかり、腰痛を引き起こします。腹筋は横隔膜とともに背骨を支える働きがあるので、腹筋の筋力が低下し、正しい姿勢が保ちにくくなると、腰椎に負担をかけることになります。
また骨盤の筋肉は姿勢を保つのに大きく関与しています。これらの筋力の低下が、腰痛の要因となります。
3.過剰な動きや無理な負担
過度の運動によって筋肉は疲労し、徐々に緊張を強めて腰痛を引き起こします。また、腰に無理な力がかかるような動作を行うと、ぎっくり腰など急性の腰痛を招くことがあります。
4.腰痛の原因となる主な疾患
代表的なのは、ぎっくり腰と呼ばれる腰部筋挫傷や、椎間板の一部が神経を圧迫して起こす椎間板ヘルニアです。
他にも、成長期に過度な運動が原因となる脊椎分離症や、骨の変性などが原因となるすべり症、腰部変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、骨がもろくなる骨粗鬆症も腰痛を引き起こします。
また、腎結石や尿管結石、子宮筋腫、子宮内膜症、うつや自律神経失調症などの疾患でも腰痛が起こることがあります。
腰痛をともなう疾患
1.ぎっくり腰
顔を洗うときの中腰の姿勢や、重いものを持ち上げるときの腰を折り曲げた姿勢などが代表的ですが。重たい物を持ち上げる動作より、
意識していない動作(不意に床の物を拾う、朝起きて立ち上がる・・・)もぎっくり腰の原因となります。
脊髄の近くにある椎間関節という小さな関節や、腰の骨を繋ぐ棘上靭帯が捻挫を起こすものや、腰部の筋肉が損傷する為、急激な痛みに襲われ動けなくなります。腹筋や背筋のバランスが悪い人に起こりやすく、再発することも多いです。
2.椎間板ヘルニア
- 骨と骨をつなぐ椎間板が圧迫により亀裂ができて、中の椎間板組織の一部が飛び出し、神経を圧迫することで起こります。腰・臀部にかけての痛みや足指のしびれ、坐骨神経痛と呼ばれる片側の足の後ろ側の痛みやしびれが代表的な症状です。若い人にも比較的多く、動くと腰や足の激痛とつっぱりなどで動けなくなることもあります。
高齢者の場合、足などにも痛みが及び、歩行困難になることが少なくありません。重篤化すると排尿障害も起こることがあります。
3.脊椎分離症
- 過激な運動で腰骨の一部が骨折して離れると、腰が重く感じられ、腰痛があらわれます。しかし、痛みを感じないこともあるので、放置されることも少なくありません。
脊椎分離症は小学生高学年から中学生に多くみられ、脊椎分離が起こると分離すべり症に移行したり、椎間板ヘルニアを併発することもあります。
4.すべり症
縦に連なっている腰骨が前後にずれて、神経を圧迫し、強い痛みが生じます。しびれをともなうこともあります。腰骨の一部が骨折して分離した分離すべり症と、加齢による椎間板の変形が原因の脊椎(変形)すべり症があります。
5.腰部変形性脊椎症(変形性腰椎症)
加齢とともに腰椎が変形し、突出することがあります。トゲのようにも見えるため、骨棘(こつきょく)と呼ばれます。骨棘の尖った部分が神経を圧迫すると、腰痛を引き起こします。
起きあがったときやトイレに立つときなど、動き始めに痛みが起こりやすいという特徴があります。
6.腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
- 長年腰に負担がかかって、椎間板が変性したことが原因となって神経の通り道である背骨の脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するために起こります。
安静時には症状が軽い場合が多いのですが、歩き続けると下肢のしびれや痛みが生じて動けなくなることもあります。立ち止まって休憩をとると症状が緩和し、歩き出してしばらくすると、また悪化するといった状態を繰り返すのが特徴的(間欠性跛行)です。
7.骨粗しょう症
- 骨量が減少し、骨がスカスカの状態になり、日常のささいな動きで小さな骨折を起こしたり、自分の体重が支え切れず圧迫骨折を起こしたりする疾患です。骨折すると腰痛を引き起こします。閉経後の女性やお年寄りに多くみられます。
8.腰痛症
レントゲンなどの検査をしても、腰痛の原因となるような異常がないのに腰痛があることをまとめて腰痛症と呼びます。
痛みの原因が主に腰背部の筋疲労や炎症にあると考えられる腰痛で、疲労性の腰痛ともいわれます。姿勢、動き、柔軟性、筋力、バランスなどの機能的な問題によって起こり、本格的に腰椎の変形や変性を起こす初期段階にあるとも考えられます。こじらせる前に対処する必要があります。
日常生活でできる予防法
1.姿勢に気をつける
例えば同じ姿勢で長く立ち仕事する調理台やアイロン台などは、前屈みにならないよう自分に合った高さに調節する工夫をしましょう。
また、いすには深く座り、背骨を伸ばし、膝、足首が90度になるように高さを調節するなど、姿勢に気を配りましょう。
2.腹筋と背筋を鍛える
日頃から、腹筋と背筋を鍛える運動を心がけましょう。時間が無い方や、運動が苦手な方は腹筋だけでも刺激すると効果的です。
腹筋で全ての腰痛が改善する事は無いのですが、バランスを取るためには筋力が必要です。
3.靴の選び方やバッグの持ち方に注意する
ヒールの高い靴や厚底靴を避け、かかとが低く安定性のある靴を選びましょう。荷物は、片側にだけ負荷がかからないリュックサックがおすすめですが、バッグを片手で持つときは、こまめに左右持ち替えるようにします。
4.重いものを力任せに持ち上げない
何かを持ち上げるときは、中腰で力を入れたり、腕の力だけで持ち上げずに、しゃがみ込むように腰を落としてゆっくり持ち上げるように心がけましょう。
対象物におへそを近づけるようにすると力が入れやすいです。
対処法
1.冷やして炎症を抑える
腰に急激な痛みを感じた直後や、痛みのある部分が熱を持っていると感じるときは冷やします。冷却パックなどを使用して患部を冷やします(2~3日程度)
2.痛みが出る側を上向きにして安静にする
まずは患部を安静にして下さい。痛みが出ている方を上にして、身体を丸めた姿勢を取ると楽な事が多いです。
痛みがあるからといって、長期に渡って安静にし過ぎると逆に症状を長引かせてしまう事もありますので、少し動けるようになった来院される事をお勧め致します。